ローズマリー

ローズマリーについて

ローズマリーは繁殖力も強く、また病気や害虫の心配もありませんので、簡単に育てられるハーブの一つです。

育て方

水はけのいい土を好みます。湿気を嫌う傾向がありますので、日当たりと風通しのいいところで育てるのがいいでしょう。ローズマリーは直立性（まっすぐ伸びる）、匍匐性（地面を這うように伸びる）、半匍匐性があり、用途に応じて選ぶといいです。生育が旺盛なので、頻繁に刈り取り、風通しをよくしてあげましょう。

増やし方

挿し木が簡単なのですが、発根までに約２ヶ月ほどかかります。

用途

葉は肉料理のスパイス、茎は炒めものなどの料理に使われます。またドレッシングやソースの香りづけにも用いられます。花はポプリとしても使われ、枝は香木や芳香剤になったり、虫よけに使われたりします。入浴剤としても使われます。

効能

殺菌作用･酸化防止作用・解毒効果・炎症抑制効果

ローズマリーの種類

【ローズマリーダンシングウォーター】

匍匐性で耐寒性はありません。花色は淡いブルーで多くの花を咲かせます。

【ローズマリーアープ】

ローズマリーの中で唯一耐寒性のある品種です。1972年にアメリカのテキサス州で発見され、マイナス23度の寒さの中でも生育できます。樹形は立性で全体に広がり、葉は灰緑色です。

【ローズマリープロストラタス(クリーピング)】

ローズマリーを代表する品種です。這い性なのでクランドカバーなどガーデニングに最適で、淡い紫色の花が咲きます。肉や魚料理などの香辛料として利用されます。

【ローズマリーモーツァルトブルー】

開花期には、とても濃いブルーの見事な花を咲かせます。大鉢・吊り鉢向きです。

【ローズマリーフォタブルー】

半匍匐性で濃いブルーの花が綺麗です。塀の上から垂らしたり、支柱をを使って伸ばすと1mを超します。花の色は濃いブルーで花は夏と秋から春にかけて咲き、最盛期は早春の頃になります。耐寒性はないほうです。

【ローズマリーマジョルカピンク】

花は明るいピンク色の珍しい品種です。立性で上に伸びピンク色の花は鮮やかで、花をサラダの飾り付けに使うのもよいでしょう。

【ローズマリーセバンシー】

半匍匐性で1m程の樹高です。葉は細めの濃い緑色で、花は青みがかった濃い紫色です。枝先は途中から垂れてきます。耐寒性はありません。

【ローズマリーサンタバーバラ】

小型で匍匐性のローズマリーです。ハンティントン・カーペット種によく似た淡いブルーの花が咲きます。

【ローズマリーパッション】

葉は短く枝に密集してします。キツネのシッポのような樹形に成長します。成長すると立性なのですが、成長途中は半匍匐性のように枝が横や下に伸びるものもあります。成長するにしたがって上向きになりますが、気になる枝は剪定で枝ぶりを整えると形も良くなります。

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ローズマリー